海外起業から黒船となり日本市場に参入するまで~1年目@香港 1章2話~

■目次 1年目@香港

2013年
3月末に香港に移住しオフショア開発
ネイルサロンと買収しアイラッシュサロン(まつえく)の新規出店

300万円のリアル人生ゲーム
ネイルサロン&アイラッシュのお店は、現在も順調に運営中。

背伸びをして借りていた六本木一丁目の家から荷物を実家へ送り返し、
香港移住への準備。

大きな窓とベランダは、西側にあり、
夕陽を眺めながらワイングラスに注いだビール、
ミッドタウン、六本木ヒルズの摩天楼を眺めながら飲むピノノワールが至福の時間でした。

住まいは九龍のオフィス街のチムサーツイまで徒歩10分のハーバービューレジデンス。
もちろんオフィスは自宅またはカフェというスタイルからスタート。

3.4日すると少しずつ近隣の全容がみえてきて、何処に何があるかと、
スタバのコーヒーはいくらか?何処のカフェは仕事がしやすいのか?
(*日中のカフェは香港の若い子や、大陸からの旅行者に占拠されている)
どこの料理が口に合うのか?と言った所謂、現地での生活がスタート。

日本の友達に現地にいる友達を紹介してもらったり、
日本人の集まる会に参加したりと、いま思うと有り触れた海外生活のスタート。
(一つ違うのは300万円が溶けたらゲーム終了)

なにをやってもいいと言われても、なかなか何もないところから、海外で、簡単に
「なにか」が興せるわけではない。

限りなく無謀な挑戦、先行きが不透明すぎる人生ゲームだということは、
当時は、
若かったこともあり、鈍感すぎたのだとも思う。

日本の会社では、珍しく8時50分から朝礼があり、香港時間の7時50分からパソコンで参加。

あの手、この手を使い、
WEB関連の仕事を頂戴したり、マーケティングのサポートをさせていただいたり、
売上が立ち始める。

お仕事を頂戴した方々、仲間のみなさん、事業パートナーには感謝しています。

売上の立っていた仕事は、こんな感じ。
アイラッシュサロンのサイトの改善、デザイン、MEO
サイトのページ構築

湿度100%の世界を初めて体験、急に雲行きが怪しくなり突然降り出す大雨、
エアコンが25度程度とじっとしていると凍えてくるビルの室内、
そんな香港にも慣れてきた初夏。

香港という場所を活かして、当初から構想をしていて、タックスプランニングのサービスは、
メインサービスとしていくためにリーガルやスキームの構築も進み、日本でのサービスのコンセプトの紹介をしようと、
8月に東京大阪への出張のフライトを取る・・・

その日本滞在が、
その後の運命を大きく左右する、出会いの数々が待ち受けていることとなる。